2026年4月10日、東京国際フォーラムで開催された第123回日本内科学会総会・講演会において消化器内科 森英輝 医長が「内科学会奨励賞」を受賞いたしました。(昨年度の第122回日本内科学会講演会で発表された演題から11題が選出され、本会において表彰式が行われました。)
- 演題:検診と膵外来におけるアポリポ蛋白A2アイソフォームの有用性の検討
- 演者:森 英輝(消化器内科 医長)
- 関連論文:
当院における膵癌の早期診断プロジェクトの有用性 ―腹部超音波検診、血清アミラーゼ、CA19-9 要精検者での検討―沖縄医学会雑誌 2025;63:32-35.(森 英輝,前田 拓,青木 龍之介,他)
- 【対象者】
- 第122回日本内科学会講演会において一般演題の演者のうち、2025年3月31日現在、満40歳以下の研究者
- 【選考方法】
- 一般演題の座長が担当演題の中から数名の候補者を推薦・学術集会運営委員会に諮り10~20名程度に絞った後、候補者の発表論文などを参考に学会長が数名を選出
研究内容・コメント
膵癌の診断補助を目的としたアポリポ蛋白 A2 アイソフォーム(APOA2-i)が2024年より保険適応となり、実臨床で使用可能となりました。
当院では膵癌の早期診断プロジェクトを2021年より開始しており、地域医療機関や健診センターとの連携を強化し膵癌の高危険群の方を積極的に拾い上げで精査フォローを行っています。
本研究は検診と、膵疾患疑いで膵外来に紹介となった方で、新規のバイオマーカーAPOA2-iの有用かを調べたものです。検診においても、膵外来においても膵癌の高危険群の拾い上げに有用な可能性があることが明らかになりました。
今後は有用性をさらに評価していくために、前向き研究として全国の多数の医療機関が参加する共同研究(検診データを用いた効率的な膵がん検診法確立のための多施設共同研究)に当院も参加し、膵がん検診法の確立、膵癌の予後改善に向けた取り組みの研究を行っていきます。
