肝胆膵外科

肝臓 (かんぞう)

肝臓がん・肝がん

肝細胞がんは、一般的にC型肝炎やB型肝炎で発生することが多いのですが、沖縄県の特徴としてアルコール性や脂肪肝からの発生も増えてきております。これらは知らず知らずのうちに大きくなっていることがあるので注意が必要です。腹部の超音波やCT検査などで偶然指摘されることもあります。
治療には、手術療法やラジオ派療法、動脈塞栓療法、化学療法などがあります。多種の治療を行っていますが、他の施設との違いには傷の小さな手術、低侵襲手術・腹腔鏡手術も適応がある症例では行っております。

肝内胆管がん

肝臓の中にある胆管に発生したがんです。主な治療は手術と抗がん剤です。画像診断が重要となり、当院でのCT、MRIに加えてPET検査も有効に活用されます。

その他

転移性肝がんや肝内結石症。これらの症例は手術の適応がある場合、多くは腹腔鏡手術を行い、転移性肝がんの場合は速やかに抗がん剤治療が行えるように努めています。
切除不能だと言われた患者さんに対するセカンドオピニオンも行ってますので、お気軽にご相談ください。

開復手術 (画像)
開腹での切開創
開腹での切開創
肝部分切除
肝部分切除
腹腔鏡手術 (画像)
腹腔鏡下肝切除
腹腔鏡下肝切除
様々な手術器具を使用し、出血も少なく手術が進みます
様々な手術器具を使用し、出血も少なく手術が進みます
創部が小さいので回復が早く、ヘルニア等の合併症も少ないです
創部が小さいので回復が早く、ヘルニア等の合併症も少ないです
肝硬変が著しい場合、ラジオ波併用切除、又はラジオ波焼灼を行います
肝硬変が著しい場合、ラジオ波併用切除、又はラジオ波焼灼を行います
ロボット肝切除術 (画像)
ロボット肝切除術 (画像)
ロボット肝切除術 (画像)
論文
肝細胞癌症例における背景肝の検討 (日本臨床外科雑誌72巻8号,1923-1928,2011)
砂川宏樹、矢田圭吾、卸川智文、ほか
当院における完全腹腔鏡下肝切除 (沖縄医学雑誌 50巻2号,33-36,2011)
砂川宏樹、矢田圭吾、石野信一郎、ほか