本邦における気胸治療の実態調査 -多施設共同後方視的研究-

当院では下記の研究を行なっています。

■課題名
本邦における気胸治療の実態調査 : 多施設共同後方視的研究
■研究代表者
井貝 仁 (前橋赤十字病院 呼吸器外科)
■院内倫理委員会承認番号
2021027 (2021年8月11日)
■本研究の実施について
社会医療法人敬愛会 倫理委員会の許可を受けています。
■研究機関の名称
社会医療法人敬愛会 中頭病院
■研究責任者
嘉数 修 (中頭病院 呼吸器外科)
■研究目的
呼吸器領域において、原発性自然気胸、続発性自然気胸は遭遇する頻度が多い疾患です。しかしながら、その治療に関しては施設毎によって異なり、各々の病態に応じた適切な治療法が確立されているとは言い難いです。
この理由の一つとして、気胸に対する診療の実態が不明確であることが挙げられます。
日本気胸・嚢胞性肺疾患学会では以上のような状況を鑑み、ガイドラインや臨床研究のコントロールに役立つデータベースを構築する必要性を認識しており、学術委員会を中心に原発性自然気胸、続発性自然気胸の実態調査を行うことが望ましいと考えました。
■研究の意義
気胸の診療において、治療方略決定の助けになります。
■研究方法
気胸入院症例を対象とし、その患者背景、疾患、治療法、退院時転帰の実態を調査し、退院時転帰に影響を与えた因子を明らかにします。
■研究期間
倫理委員会承認後~主解析終了まで
■研究対象者として選定した理由
2019年4月1日から2020年3月31日の間に気胸と診断され、入院加療が施行された患者、もしくは他疾患で入院中の場合は同一入院期間内に加療が施行された患者とします。ただし、入院日が上記期間内であれば、加療による転帰日は2020年4月1日以降に及んでいても構わないものとします。
■研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク
なし。
■研究対象者に生じる得る利益
なし。
■研究が実施又は継続されることは病院ホームページなどで公開され、研究対象者は随時研究への参加を撤回できる。
■研究参加撤回の申し出方法
研究責任者への問合せ (連絡先は下記に記載)
■研究参加撤回の申し出期間
2022年6月30日まで
■研究参加撤回することによって研究対象者等は不利益な取扱いを受けません。
■研究に関する情報公開の方法
気胸・嚢胞性肺疾患関連学会及び学術誌で報告予定。
■研究対象者等の求めに応じて、他の研究対象者等の個人情報等の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧できます。
■研究対象者等の求めに応じて、他の研究対象者等の個人情報等の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧の方法
研究責任者へお問合せください (連絡先は下記に記載) 。
■個人情報等の取扱い (匿名化する場合にはその方法を含む。)
カルテから抽出する段階で匿名化します。
■試料・情報の保管及び廃棄の方法
研究者本人が施錠できる部屋にあるパソコンハードディスクにパスワードを設定し、当該研究期間保管します。研究期間終了しデータ解析終了後は、保存したハードディスク上から消去します。
■研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反及び個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況
研究の資金源等については本病院の研究に掛かる資金および日本気胸・嚢胞性肺疾患学会の資金を使用する。本研究に係る利益相反はない。