形成外科
2014/11/05

形成外科シリーズ ⑥ 耳の変形

■耳の変形があったら・・・■


生まれつき、耳の変形があることがあります。
また、ケガやピアスなど他の理由で
耳が変形してしまうことあります。
普段は形など気にならない耳ですが、
異常は意外に目立ちます。

■変形の種類■


耳には数多くの変形が知られています。その一部をご紹介します。

【副耳】

小さな皮膚の塊のようなものが付着しています。耳のそばにあることもあれば、耳のと口をつないだ線上に位置することもあります

【耳前瘻孔】

耳のそばの皮膚に、生まれつき穴があいています。時に、細菌感染してしまい、腫れあがることがあります。

耳前瘻孔 感染前 感染後

【埋没耳】

耳たぶの上側が皮膚に埋もれてしまったものです。

埋没耳

【小耳症】

耳が不完全な形で存在しています。ほとんど耳がないものから、少し変形があるものまで、程度は様々です。

■治療■


ここで紹介したものを含め、ほとんどの耳の変形は、手術による治療法があります。中には、肋軟骨を移植して耳をつくる小耳症など、適切な手術時期を要するものもあるため、ぜひご相談下さい。
ここでいう「耳」とは、外から触れる「耳介」のことですが、耳には「聴く」という大事な機能があります。機能に関して耳鼻科の医師と連携しながら、形成外科では「耳のかたち」を治療いたします。

治療前、治療後