沖縄県における成人T細胞白血病・リンパ腫（ATLL）の病理組織学的形態および免疫表現型に関する後ろ向き観察研究

病院を受診された患者さまへ

当院では機関長の許可を得て、下記の臨床研究を実施しております。
本研究の対象者に該当する可能性のある方で、診療情報等を研究目的に利用または提供されることを希望されない場合は、下記の問い合わせ先にお問い合わせください。

研究課題名（研究番号）

沖縄県における成人T細胞白血病・リンパ腫（ATLL）の病理組織学的形態および免疫表現型に関する後ろ向き観察研究

当院の研究責任者（所属）

松本 裕文（中頭病院　病理診断科）

研究代表者（所属）

玉城 智子（琉球大学病院　病理診断科）

共同研究機関（研究責任者）

沖縄県立 南部医療センター・こども医療センター（研究責任者名：仲里 巌）

本研究の目的

沖縄県のATLLの病理組織学的形態と免疫表現型を明らかにすることにより、ATLLの病理組織学的診断の一助となる。また、病理組織学的形態と免疫表現型との関係を調べることにより、従来は他の組織型のリンパ腫に用いられていた治療法をATLLに適応することにつながる可能性がある。

研究実施期間

研究機関の長の許可日～2024年3月31日

調査データ(該当期間)

2016年1月〜2020年12月の期間の情報

研究の方法（利用する試料・情報等）

●対象となる患者さま
① 2016年1月から2020年12月の期間にATLLと診断された症例
② 手術検体もしくは生検検体が採取されている
③ 抗HTLV-1抗体陽性である
④ 病理組織学的にHE染色で腫瘍細胞が確認される
●利用する試料・情報
カルテ情報：年齢、性別、抗HTLV-1抗体の有無、検体の採取部位、抗がん剤での治療の有無
病理組織標本：腫瘍の形態(HE染色)、免疫表現型(免疫染色)

試料/情報の他の研究機関への提供および提供方法

本学から試料/情報の他の研究機関への提供は行わない。

試料・情報の二次利用

本研究で取得した試料・情報の利用は、別の新たな研究に利用する可能性がある。その場合は再度、倫理委員会へ申請し研究機関の長の許可を得る。

個人情報の取り扱い

研究において対象者の情報を扱う際は、個人情報とは関係のない符号または番号を付して匿名化する。共同研究機関から試料や情報を得る際も匿名化された状態で授受する。論文作成時、学会発表時には個人が特定できる情報は一切用いない。また、同意の範囲外において情報の利用を行わない。

本研究の資金源（利益相反）

本研究は琉球大学利益相反審議部会の利益相反手続きに従い、必要事項を申告し、その審議と承認を得るものとする。