診療科のご案内

印刷する

臨床試験について

臨床試験とは?

「臨床試験」とは、患者さんを含む一般の方々にご協力をいただいて、病気の予防や治療の方法を科学的に調べる研究のことです。現代の医療でうけられる治療のほとんどは、これまでの臨床試験の積み重ねで少しずつ進歩してきました。しかし、多くの患者さんによりよい治療を受けていただくためには、まだ明らかにされていないことを調べる必要があります。

私たちも新しいお薬や治療方法がより多くの患者さんに早く提供されるように、積極的に臨床試験に取り組んでいます。臨床試験では医師や看護師だけではなく、専門のスタッフ(臨床試験コーディネーター)からのより細かなサポートと情報提供も行っております。

当院で行っている臨床試験

 

 

*VTE研究

-がんと静脈血栓塞栓症の臨床研究:多施設共同前向き研究-

これから治療を開始する乳がん患者さんを対象に、静脈血栓塞栓症(VTE)の併発頻度、及び1年間観察時の発現状況の関係を明らかにすることを目的とした研究です。

 

*JBCRG-M05(PRECIOUS)

-HER2陽性の進行・再発乳癌に対するペルツズマブ再投与の有用性を検証する第Ⅲ相臨床試験-

ペルツズマブの治療歴を有する患者さんを対象に、ペルツズマブを再投与する方と再投与しない方にランダムで割り付け、比較する試験です。

 

*N-SAS BC06 (NEOS)(追跡調査中)

-レトロゾールによる術前内分泌療法が奏効した閉経後乳がん患者に対する術後化学内分泌療法と内分泌単独療法のランダム化比較試験-

乳がんと診断された患者さんに、手術前にレトロゾール(のみ薬)を約半年間服用していただき、手術後、同じくレトロゾールをのむ方と、レトロゾール+化学療法で治療する方をランダムで割り付け、比較する試験です。(登録は終了致しました。)

関連記事:パブリックヘルスリサーチセンターより表彰をうけました!

 

 

*JBCRG-09(追跡調査中)

-ホルモン受容体陽性かつHER2陰性の原発乳がんに対するドセタキセル/シクロホスファミド(TC)療法、5-フルオロウラシル/エピルビシン/シクロホスファミド(FEC)-TC療法、TC-FEC療法による術前化学療法のランダム化試験-

乳がんと診断された患者さんに、手術前の化学療法として、お薬の組み合わせが違う3種類の化学療法(TC療法、FEC-TC療法、TC-FEC療法)の中から1種類をランダムで割り付け、比較する試験です。(登録は終了致しました。)

 

 

*JBCRG-04(追跡調査中)

-術前化学療法、原発巣手術施行後、病理学的に腫瘍が残存している乳がん患者を対象にした術後補助療法におけるCapecitabine単独療法の検討-

術前化学療法後、乳がんの手術をした患者さんのうち、切除した部位に腫瘍が残存していた患者さんを対象に、術後治療として標準治療のみの方とカペシタビン(のみ薬)を追加で服用していただく方をランダムで割り付け、比較する試験です。(登録は終了致しました。)

 

-------------------終了した試験--------------------

*FN研究

-乳癌の術前・術後化学療法における発熱性好中球減少症に関する観察研究-

術前・術後化学療法を受ける患者さんを対象に、発熱性好中球減少症およびその発症に影響を与える要因について検討する研究です。

 

*ABROAD試験

-転移性乳がん患者におけるアブラキサン(3週毎投与法)の至適用量を検討するランダム化第Ⅱ相臨床試験-

HER2陰性転移性乳がん患者さんを対象に、アブラキサンの投与量を260mg/㎡・220mg/㎡・180mg/㎡を投与する3つの群に分け、それぞれの効果や有害事象を検討していく試験です。

 

*JBCRG-M03

-HER2陽性進行・再発乳癌に対するトラスツズマブ、ペルツズマブ、エリブリン併用療法の有用性の検討試験-

HER2陽性の進行・再発乳がん患者さんを対象に、トラスツズマブ、ペルツズマブ、エリブリンの3つの薬剤を併用して治療していき、その有用性を研究する試験です。

 

*C-GENT
-CYP2D6遺伝子型と術前タモキシフェン治療効果の関係を解明する前向き臨床研究―

乳がんと診断された患者さんを対象に、遺伝子タイプ(CYP2D6)を調べるために採血を行い、手術までの14日~28日程度タモキシフェンというホルモン剤を服用していただきます。タモキシフェンの代謝に関する遺伝子のタイプの違いによって、タモキシフェンの効果の強さをCYP2D6遺伝子を調べることで前もって予測することで、個人個人に最適な用量で治療を行えるかどうかを研究していく試験です。

 

*N-SAS BC07(RESPECT)

-HER2陽性の高齢者原発性乳がんに対する術後補助療法におけるトラスツズマブ単剤と化学療法併用に関するランダム化比較試験-

70歳以上の乳がん患者さんを対象に、トラスツズマブ(のみ薬)を1年間服用していただく方とトラスツズマブ+化学療法で治療する方をランダムで割り付け、比較する試験です。

 

*N-SAS BC05(AERAS)

-閉経後乳がんの術後内分泌療法5年終了患者に対する治療終了とアナストロゾール5年延長のランダム化比較試験―

乳がんの手術後、内分泌療法としてアナストロゾールを5年服用した患者さんを対象として、その後5年間無治療観察する方とアナストロゾールを5年間延長して服用していただく方をランダムで割り付け、比較する試験です。(登録は終了致しました。)

 

*JBCRG-19

-HER2陰性進行再発乳癌患者の初回治療としてのエリブリンの臨床的有用性に関する検討(ランダム化第Ⅱ相試験)-

進行・再発乳がん患者さんを対象に、初回治療としてエリブリンでの治療を行う方と、主治医が選択した薬剤治療を行う方をランダムで割り付け、比較する試験です。

 

*JBCRG-17

-HER2陰性局所進行乳癌に対するアンスラサイクリン・タキサン・エリブリン逐次療法の有用性確認試験-

局所進行乳がんの患者さんのうち、治療歴のない患者さんを対象に、アンスラサイクリン系・タキサン系薬剤での治療後にエリブリンでの治療を行い、その有用性を確認する試験です。

 

*JBCRG-C05

-HER2陰性の手術不能又は再発乳癌患者を対象としたベバシズマブとパクリタキセルの併用療法の有用性を検討する観察研究-

手術不能、または再発乳がん患者さんを対象に、バシズマブとパクリタキセルという薬剤での併用療法を行い、その有用性を検討する試験です。

 

*SELECT BC

-転移・再発乳がんに対するタキサン系薬剤とティーエスワンのランダム化比較試験-

転移・再発の乳がん患者さんを対象に、タキサン系薬剤の点滴で治療する方と、ティーエスワン(のみ薬)で治療する方をランダムで割り付け、比較する試験です。(登録は終了致しました。)

 

*SELECT BC ECO

上記 SELECT BC試験に不随した予後調査です。(登録は終了致しました。)

 

*SELECT BC ECO CONFIRM

-転移・再発乳がんに対するアンスラサイクリン系薬剤とティーエスワンのランダム化比較試験-

転移・再発の乳がん患者さんを対象に、アンスラサイクリン系薬剤の点滴で治療する方と、ティーエスワン(のみ薬)で治療する方をランダムで割り付け、比較する試験です。

 

 

 

 

担当者より

先生方と共に乳腺担当の臨床試験コーディネーター(CRC)としてお手伝いさせていただいています、ドクターズアシスタントの新垣・小波津です。臨床試験にご参加いただいている患者さんのサポートをしておりますので、先生にはちょっとききにくいご相談など、どんな些細なことでもかまいませんので、お気軽にお声掛け下さい。

また、上記臨床試験の他にも、さらにご希望の臨床試験等がございましたら検討いたしますので、どうぞお気軽にお尋ね下さい。

乳がんリンク集

CSPOR

一般社団法人 JBCRG