救急科は平成15年に地域の要望もあり開設しました。開設してから、救急医の減少や専門領域の診療科の医師の異動等で一部受け入れを制限している期間がありました。平成25年度より救急診療体制を再構築して受入れ体制を強化しました。
現在の体制として、5名の医師が、救急医療を中心として、内科・外科の専門領域をsubspecialtyとして診療しています。診療内容として、救急初期診療、集中治療室を中心とした入院管理、院内急変対応(RRT)を行なっています。
救急基本方針として、「断らない救急体制の構築」を目標に活動しています。具体的な目標として下記の3つを掲げています。
- ① 多発外傷初期診療
- ② ECPR体制構築
- ③ ドクターカー運用
目標により近づけるために、部署内で多職種によるシミュレーション教育を積極的に行なっています。病院前救護の質の向上のために、メディカルコントロールに積極的に参加し、救命士の病院実習受入れや、平成28年度より新規事業として、病院スタッフが現場に向かって医療を提供するドクターカー運用を決定しました。

救急科スタッフ

シミュレーションのようす