豆腐のカシ−・・・粉瘤


顔やからだの皮膚にできものができ、だんだん大きくなり、時には赤く腫れ上がったり、膿みのような臭い汁を出したりします。沖縄では「豆腐のカシー」と呼ばれるこのできものは、医学的には「粉瘤」というものです。

これは、毛包という、体毛を生やす根元の一部がふくれて、ふくろとなったものです。中には、垢のような分泌物が詰まっており、毛穴から細菌が侵入して感染を起こすことがあります。


粉瘤の断面(袋の中には分泌物が詰まっています)

針で穴をあけたり、押し出したりして中の内容物を取り除いても、ふくろはそのまま残っているため、また時間が経つと再発し、大きくなってきます。

放置しておくと、いろいろと厄介なトラブルを 起こすことがあります。
感染して痛みや膿みを出す
徐々に大きくなり、コブが目立つ
炎症を繰り返したりすると、ごく稀に悪性化する
  (皮膚癌になってしまう)

治療は、局所麻酔でふくろごと摘出してしまうことです。形成外科では、皮膚の切開を最小限とし、きずあとになりにくい切除/縫合法を行うことにより、整容的な配慮も行っています。

ただし、炎症が起きている時期は、まず炎症を押さえる治療が先決です。炎症が完全に治まるまで、数ヶ月待たなければなりません。


切除は、外来通院で可能です。
大きさにもよりますが、30分程で終了します。
治療にかかる費用の目安は、総額で8,000円〜12,000円程度です。