
中頭病院救急科は、「24時間診てほしい」という地域住民の方々からのご意見に基づき、平成15年度より立ち上げられた歴史の新しい診療科です。救急診療・ICU管理をおこなってきましたが、平成21年度からは県の要望を受け、DMATチームの設置、ヘリ搬送業務を追加しています。さらには、災害医療の分野でも県からの支援を要請され、これについても積極的に対応しております。 当科では、「患者中心のチーム医療を効率的に実践する」を理念として掲げています。いわゆる「北米ER型救急」を目指し、患者様の受入れ(アクセス)を制限することなく医療の質(クオリティ)を高く維持できるよう心がけています。伝統的な専門診療科の枠にとらわれず、全ての患者様を受け入れ、適切な初期診療を行います。必要な場合には適切な専門診療科へすみやかに紹介し外来治療や入院治療を継続しております。 外傷・虚血性心疾患・脳卒中など特に初期診療の良悪が治療成績に大きく影響する分野に関しては、JATEC、ACLS(ICLS)、ISLSなど関連学会等が推奨するガイドラインに基づく、質の高い標準的治療の実施を心がけ、日本外傷データバンク(JTDB)への参加など、アウトカムを含んだ医療の質を全国的水準で客観的に検証できるシステム作りに力を入れています。
救急医療の質の向上には、病院前救護の質の向上が欠かせません。当科ではメディカルコントロールシステムに積極的に参加し、救急救命士の病院実習を受け入れ、ICLSコース開催、病院前医療の質の向上にも力を入れています。